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足首捻挫(足関節捻挫)の最新知識

① 足捻挫とは?そのメカニズムと症状

足関節捻挫

足首の捻挫とはスポーツ中や段差で足をひねったときに「足首をひねった」と表現される状態です。

多くは「足関節捻挫」と呼ばれるケガですが、整骨院に来られる中でも多い外傷の一つです。  

足関節は「脛骨」「腓骨」「距骨」という3つの骨で構成されており、靭帯(じんたい)によって安定性を保っています。

捻挫はこの靭帯が「過度に伸ばされる」または「部分的・完全に断裂する」ことで起こります。  

一般的な「内反捻挫」(足の裏が内側を向く方向にひねる動き)では、外くるぶし付近にある「前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)」や「踵腓靭帯(しょうひじんたい)」を損傷することが多いです。

反対に、足を外側にひねる「外反捻挫」では、内くるぶし付近の「三角靭帯」という内側の靭帯を痛めることがあります。  

【主な症状をまとめました】  

・外くるぶし周囲(外側)の腫れや痛み→前距腓靭帯や踵腓靭帯の場合

・内くるぶし周囲(内側)の腫れや痛み→三角靭帯の場合

・内出血や皮下出血斑(青あざ)  

・体重をかけると痛い、歩行困難  

・強い損傷では「関節が緩い」「不安定感」が残る  

捻挫後の初期対応を怠ると、慢性的な関節のぐらつき(足関節不安定症)につながる場合もあります。

また、捻挫と併発して骨折を伴っていることもありますので注意が必要です。

特にスポーツ選手は再発リスクが高まるため、なるべく早めに医療機関での検査を受けることが大切です。

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② 足首捻挫の重症度と原因

ランニング中に捻挫

足首の捻挫は、損傷の程度によって3段階(重症度分類)に分けられます。

重症度・損傷の程度・主な症状・回復目安を記載しています。

(Ⅰ度損傷)

靭帯の微細損傷(伸ばされた状態)・軽度の腫れや痛み・歩行は可能・約1〜2週間程度

(Ⅱ度損傷)

靭帯の部分断裂・明らかな腫れ、痛み、体重をかけると困難・約3〜4週間程度

(Ⅲ度損傷)

靭帯の完全断裂・強い腫れ、皮下出血、歩行困難、関節の不安定性・約6〜8週間以上

最も多いのはⅠ〜Ⅱ度の軽中等度損傷ですが、放置すると靭帯が伸びたまま回復し、再発リスクが高いことが医学的にも報告されています(※日本整形外科学会ガイドライン参照)  

足関節の原因や特に発生しやすいシュチュエーションを挙げました。 

・段差や凹凸のある場所での歩行  

・ジャンプや着地の際のバランス崩れ  

・サッカー・バスケット・バレーボールなどのスポーツ動作  

・練習後の疲労や足関節の柔軟性不足  

・足の形(扁平足や回内足などのアライメント異常)  

これらが複合的に重なり、靭帯に瞬間的な過負荷がかかることで発生します。

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③ 靭帯損傷の種類と影響

足関節捻挫の靭帯

足関節の靭帯は主に外側と内側に分けられます。それぞれの特徴と損傷時の影響をまとめました。

【外くるぶし側の靭帯】

1)前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)  

・最も損傷しやすい靭帯。軽度・中等度の捻挫の多くがここに生じます。  

2)踵腓靭帯(しょうひじんたい)

・Ⅱ〜Ⅲ度の中等度〜重度損傷で影響。関節の安定性低下を招来やすい。  

3)後距腓靭帯(こうきょひじんたい)

・重度損傷や脱臼を伴う場合にまれに損傷。  

【内くるぶし側の靭帯】

1)三角靭帯(さんかくじんたい)  

一般的な捻挫ではなく、外反という反対方向への力で損傷します。

三角靭帯は非常に強固な靭帯ですが、損傷する時は骨折を伴うことも多いのが特徴です。  

これらの靭帯損傷は、痛みや腫れだけでなく「関節の安定性の喪失」につながります。

例えば、前距腓靭帯の損傷が治りきらないと、階段や運動中に「足首がぐらつく」「力が抜ける」といった後遺症が残ることがあります。  

また近年の研究では、捻挫直後から数日以内の「正確な評価と適切なリハビリ」が、慢性化防止に極めて重要であることが示されています。

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整骨院での治療とリハビリの重要性

足関節のリハビリ

受傷直後にはRICE処置(安静:Rest、冷却:Ice、圧迫:Compression、挙上:Elevation)を行い、腫れや炎症を早期に抑えるということが一般的でしたが、近年は変化しています。

【PEACE & LOVE処置】
もっとも新しい概念で、急性期(PEACE)と回復期(LOVE)を分けて考えるのが特徴です。

1)PEACE(急性期)
・Protection(保護)
・Elevation(挙上)
・Avoid Anti-inflammatory(抗炎症薬を避ける)
・Compression(圧迫)
・Education(教育)


2)LOVE(回復期)
・Load(負荷)
・Optimism(楽観思考)
・Vascularisation(血流促進)
・Exercise(運動)


適切なリハビリ(運動療法)を行うことで患部の血液循環を良くすることで後遺症を残さないようにするという概念となります。

医学的根拠のある段階的な運動療法によって再発を防ぎ、正しい関節機能を取り戻すことが大切となります。

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