冷えとむくみの関係とは?
①冷え性とむくみの原因と関係
冷えとむくみは多くの人が悩む症状ですが、実はこの2つには密接な関係があります。
今回は、冷えとむくみの関係性について分かりやすく解説していきます。
冷え性とむくみは、同時に発生する可能性のある症状です。その主な原因は以下になります。
(1)筋力の低下:特に下半身の筋力が弱くなると、血液やリンパ液の循環が悪くなります。
(2)生活習慣の乱れ:長時間の座り仕事や運動不足は、筋肉の働きを低下させ、冷えとむくみを引き起こします。
(3)食生活の影響:冷たい飲食物や甘いものの過剰摂取は、体を冷やし、むくみの原因となります。
(4)ホルモンバランスの変化:女性の場合、生理周期に伴うホルモンの変化がむくみを引き起こすことがあります。
上記の(1)〜(4)が起きることで、体の変化として、血液の血流低下が発生します。
血流の血流低下が起きることで、冷えとむくみに大きく関わっています。
【血液の血流低下と体の関係性について3つご紹介します。】
(1)血液循環の役割
血液は体温調節や老廃物の排出など、重要な役割を果たしています。血流低下が起きると、これらを排出することができず、体内で止まろうとする作用が起きます。
(2)筋肉のポンプ作用
全身の筋肉には血液を心臓に戻すポンプのような働きがあります。この作用が弱まると、血行が悪くなり、むくみの原因となります。
(3)末端の冷え
手足などの末端部分が冷えると、血管が収縮(縮まる)し、血流が悪くなります。これにより、水分が組織に溜まりやすくなり、むくみが生じます。
※ここでの水分とは「膝に水が溜まる」とよく言いますが同じものとなります。転んで擦りむいた時に傷口に水のような液体がにじんでいると思いますが、それも同じものです。この水は全身に存在します。
冷えとむくみの関係とは?
②体温とむくみの関係
次に、体温が下がることによって、むくみが発生しやすくなる理由を解説していきます。
(1)代謝への影響:体温が低下すると、代謝機能も低下します。これにより、体内の水分がスムーズに排出されにくくなり、むくみの原因となります。
(2)血管の収縮:体が冷えると血管が収縮(縮まる)して、血流が悪くなります。その結果、血管から水分が漏れ出しやすくなります。漏れ出た水分は体内に貯蔵されるのでむくみが発生します。
(3)自律神経の乱れ:急激な温度変化や一定の温度環境が続くと、神経の体温調節機能の命令が鈍くなり、水分の代謝が低下してむくみの原因となります。
※水分の代謝とは、体から水分を排出する仕組みのことです。
冷えとむくみの関係とは?
③冷えとむくみの改善方法
冷えとむくみを改善するためには、以下の方法が効果的です。もし既に試している方で効果がないという場合には、内科的な問題がある可能性もあるので注意が必要です。
(1)適度な運動:特にふくらはぎの筋肉を鍛えることで、血流を改善し、むくみを軽減できます。お家で行うのであれば、壁にお腹が当たるぐらい近づいた状況でキープ→「限界までつま先たちを行い、その後かかとを床に近づける」を30回
(2)食生活へのプラスα:体を温める食材(生姜やネギなど)や白湯などを取り入れ、冷たい飲食物を控えましょう。
(3)整体・マッサージ:ふくらはぎのマッサージやリンパマッサージは、血流とリンパの流れを改善します。
(4)入浴習慣:半身浴などで体を温めることで、血流が改善され、むくみの解消につながります。
(5)水分摂取:適切な水分補給は、体内の水分バランスの循環を高めるため、むくみの予防に役立ちます。1日の摂取目安としては「体重×30ml」と言われています。
仮に、一般的な方で50kgであれば、50kg×30ml=1,500ml(1.5ℓ)が1日におおよそ必要ということになります。
※身長・スポーツをしているかなどにより変動いたします。
(6)座りっぱなしに注意:長時間座りっぱなしの場合、足首が動かないため、血流が足先から上に上がっていく機能が低下します。定期的に立ち上がったり歩いたりして足首を動かしましょう。
ご覧いただきありがとうございました。
【RYU GROUP】
〒612-0029 京都府京都市伏見区深草西浦町8丁目107宮田ビル
1階:りゅう鍼灸整骨院 / パーソナルジムNOLIMIT(ノーリミット)
2階:アスリート専門パーソナルジムIMPRESS GYM(インプレスジム)
TEL:075-644-4713
※全スタッフがお客様対応中の場合、お電話に出ることができませんので「当施設へのご質問」や「整体・トレーニングの初回体験のご予約」は、公式LINEのご使用を推奨しております。
【グループ共通 LINEアカウント】
LINE ID:@332chhwq
【Instagram】
@ryu_group